300★★★★☆ 300 (2007)
全員一人残らず腹筋が割れていました。全編に流れるヴィレッジ・ピープルのヒットソングをバックに、裸の男達による終わりの無い宴が始まります。飛び散る汗と汗。ぶつかり合う肌と肌。女性も出てきたような気がしますがよく憶えていません。なにしろ土俵の上は女人禁制、これ世界共通です。戦闘時はなにか服を着ていた方が安全な気もしますが、気が付くと男達は裸で絡み合っていました。ありがとうございます。私もあんなガチムチになりたい。あんただってきっとそう思う。すいませんヴィレッジ・ピープルは流れてなかったかもしれません。とにかくもうたまらないです。
あと善玉と悪玉の区別もわかりやすくていいです。私たち善玉はみんな白人です(私自身は黄色人種ですが)。悪者は全員黒人と障害者です。黒人と障害者は見た目もグロテスクなら性格まで歪んでいてほんとうに救いようがありません。ただし腹筋は割れています。

絵画的にビューティフルなヴィジュアルと明快なストーリーで、本作は観客を最後まで退屈させない作りになっていたと思います。でも単なるエンターテインメントと油断しないほうがよいかもしれません。だってあれ以来私なんて腹筋のことが頭から離れないですからね。自分の腹筋が許せない。いや、正確に言うと腹筋と呼べるほどのものが無いことが問題なのです。なんなんだこの腹は。だから本作のプロモーションにおいて、腹筋マッシーンとのタイアップ展開が無かったのは痛恨の失策であったとそう考えてほしい。誰にかはわからん。
- 2008/07/08(火) 10:50:20|
- Movie
-
| トラックバック:0
-
| コメント:1
ICKY THUMP★★★★★ Icky Thump (2007)
ホワイトス・トライプスのことは02年のアルバム『White Blood Cells』で初めて知って、当時はかなり衝撃を受けた。楽曲の良さは言わずもがな、まだ肺活量が人並みだったジャックのトゲトゲしたVo.がメチャクチャかっこいいし、完全に規格外なメグのドラムは聴いてて思わず笑ってしまうほど奇妙な説得力と確信にあふれていた。
G.Vo.とDr.二人だけのロックンロール・バンドというのも当時はまだあまり無かったように思うけれど、普通はそういった少人数編成でもレコーディングでは音を重ねたり、ライヴだとサポートメンバーを加えたりして、出て来る音はそれなりにまっとうなロック・バンドのサウンドを志向するというのが一般的だったと思う。でもストライプスは違った。『White Blood Cells』から聴こえるサウンドは、ストライプスがこの二人であることの必然に満ちていた。そこが何よりも凄いと思う(さらに付け加えると、このアルバムはレコーディングもすごかった。サウンド・プロダクションという面では今だにこの『White Blood Cells』が一番ではないかと思う)。
『White Blood Cells』以前のアルバムも後追いで聴いたけれど、ハッキリ言ってストライプスは『White Blood Cells』で化けたと思う。正直それ以前のストライプスのアルバムはあまり大したことがない。ミニマムで趣味的なオールド・ロックンロールを演奏する少々変わった二人組という印象で、こういったバンドがU.S.インディー・シーンに存在することそれ自体も特に不思議は無い。だからデビュー当初から追っかけていたというファンの皆様も『White Blood Cells』にはやはり非常に驚いたのではないかと思う。「いやいや俺はわかっていたぜ」という人もあるいはおられるかもしれない。俺には無理だ。だって知らなかったもん。ともあれ『White Blood Cells』。
ストライプスはこの時点で英メディアを中心に大変な注目を集める存在になっていたけれど、でも正直言ってこの後の展開は俺の予想をはるかに超えるものだったと白状せざるを得ない。俺は当時からストライプスのことを現役では世界最高のロックンロール・バンドだと思っていた。JSBXがすでにダメになっていたしロケッツも勢いが無くなってきて、残念ながらハイヴスの存在にもまだ気付いていなかったのでストライプスが一番だ。
たとえば俺の曖昧な記憶によると、ザ・ストロークスのデビューもちょうどこの頃のことで、日本のメディアではストロークスのほうがはるかにもてはやされていたと思う。俺はストロークスも好きだったけれど、所詮ストロークスとストライプスでは格が違う。なぜそれがメディアの連中(ROとか)にはわからないのだろうか、とはだがしかし思わない。なにしろあいつらは音楽のことなどわからないアホンダラの集団なのだ。あほー。
そういうわけでストライプスは現役最高のロックンロールバンドなのだが、だからといって最高のバンドが最高のセールスを記録するとは限らないのがこの時代。要するに俺はストライプスのメインストリームでの本当の成功、アニメキャラとしてシンプソンズに登場するようなそれほどの規模でのメジャー・ブレイクというのをこの時点で、いやどの時点でもまったく予想していなかった。

だが続く『ELEPHANT』のリリース。このアルバムが世界規模でバカみたいに売れたのだ。数字を確認したわけではないが売れただろう。なあ。実際はまっとうな上昇曲線を描いていたのだろうけれど、俺個人の印象としては一夜にして「みんなのお気に入りのバンド」になったという感が強い。
『ELEPHANT』が何故これほどまでに売れたのか、俺には今だに理解出来ないのだけれど、やっぱり最大の要因としてはシングルの Seven Nation Army がとてつもないキラー・チューンだったというのがあるのだと思う。なるほど名曲だ。でも、ふうんみんなもこういうの好きなのかあ、となんだかしっくり来ない思いを抱いたのもまた事実だ。
考えてもみて欲しい。『ELEPHANT』がこれだけ売れたということは、英語でヤングなロックミュージックを普段は聴かない人々もアルバムを買って気に入った(たぶん)ということでしょう。事実、俺もリアル界隈でそういう話を耳にしたもんだ。この当時ストライプスはまるでエアロやクラプトンのように聴かれていた、といっても言い過ぎではないと言ったら言い過ぎかもしれないけれど言ってみる。だがここで俺はもう一つ言いたい。
このアルバム、いいかあ?
当時、期待に打ち震えて手にしたニューアルバム『ELEPHANT』を聴いて俺はこう思った。「なんだこれ」。もう一度聴いた。「なんなんだこれ」。そして3回目は聴かなかった(ほんとは聴いたけど)。同じくストライプスのファンだった友達にも発売後間もなく感想を聞いてみる。
「もう聴いてねえよ」
おいおい不評じゃないか。
確かに Seven Nation Army は名曲だろう。だがごく普通のかっこいいロック・ソング満載のこのアルバムで、ストライプスは自身のスタジアム・ロック化とともに早くも縮小再生産での営業活動にシフトしたようだ。試しにさっき久々に聴いてみたが、やはり眠たい。録音もなんだかこもってるし。
Ball And Biscuit のようなどうでもいい曲(しかも長い)が入っているこのアルバムをみんなが絶賛しているという状況についていけず、いつしかストライプスに対する俺の愛情も冷めかけていたその時、いや実際はそのずっと後だが『Get Behind Me Satan』は発売されたわけですよお客さんまだ読んでますか?

「短い付き合いだったな。こんなふうに別れが来るなんて寂しいよ」
そう呟き立ち去る俺の背なに「ちょっと待ったあ!」の声。もはやまったく期待していなかったストライプスのニュー・アルバムを聴いて思わず叫びました。「すごいじゃないか!」。ラジカルでビザールなストライプスが帰って来た!しかもスケール・アップして。と傲岸不遜なイチ消費者は驚喜したのだよ。ほんますんません。
そして今回の『Icky Thump』のリリース。まず最初にYoutubeで先行シングル Icky Thump のクリップを見る。もお異様にかっこいい。アルバムはamazonで即日品切れ状態だったので久しぶりにリアルタワーに買いに行く。CDを手にした途端ほのかな不安が心をよぎる。ジャケットがイマイチなんである。ジャケが良くないアルバムは9割方中身も良くないことは、キャリアの長い音楽ファンの皆様ならよくご存知のことと思う。「だいじょうぶかなあ…」
ホワイト・ストライプスは現代で最高のロックンロールバンドだと書いた。バンドが解散せずにこのまま活動を続けるなら、近い将来(ほんとうに近い将来)ストライプスにもダメになる日が来るだろう。パッとしないアルバムを発表したと思ったらいつしかそれが常態になっているという、そういうことに必ずなる。例えば10年以上活動していたらそれが当たり前だし、そうならなかったバンドなど俺に言わせれば歴史上存在しない。
でもそれは仕方の無いことだと思う。それよりも『Icky Thump』でストライプスのテンションがいまだいっこうに衰えていないことのほうが重要だ。今ストライプスがいなかったら、俺などもっと心細い思いをしたかもしれない。あるいはヒップホップに対してもっともっと複雑な感情を抱いているかもしれない。

「ロックンロールより優れた音楽なんて無い」と言ったのはジョン・レノンだったと思うけれど、俺もそう思う(ひょっとするとジョンはもっと微妙なニュアンスを込めて言ったのかもしれないけれど、俺はこの発言にダイレクトに共感する)。だがこの言葉は現代でも通用するものなのか?
「ロックンロールが今でもリアルでモダンで華があって他の何物にも代え難い美を誇る音楽だと? じゃあそれを証明しろ」
そんなことを言う人間には『Icky Thump』を差し出せばいい。それで何もわからないようならそんな奴は放っておけばいい。
自分はロックンロールがこの世で一番好きだ、といった類いの「個人的嗜好の告白」が持つ無害さに比べれば、「ロックンロールより優れた音楽なんて無い」といった言葉にはいかにも不穏な響きがある。たぶんこういった宣言に同意する人間は、皆同じ一つの信仰を共有しているのだろう。『Icky Thump』はそんな我々の危うげな足下を照らす、ダッシュボードの上のプラスティック・ジーザスだ。時速90マイルでブッ飛ばしたって、恐れることなど何もない。
- 2007/08/01(水) 17:21:52|
- Music
-
| トラックバック:0
-
| コメント:2
素人お嬢さん!! ザーm以下自粛★★★★☆ 素人お嬢さん!! ザーメン飛び出る瞬間見てみませんか!? (2007)
すいません、また買ってしまいました。今回は比較的ノーマルなブツのような気がするのですがいかがでしょう。ダメですかそうですか。まあよしとしよう。さあ題して、
『ガチンコ素人ナンパ 静岡お嬢さんが目を丸くして超ビックリ!! 素人お嬢さん!! ザーメン飛び出る瞬間見てみませんか!? 奇跡の広○涼子似美人ゲット!金玉モミモミ編』(長い)。
説明が必要か? OK、説明しよう。「ED男性を勇気づける」「治療の一環」という名目で、街行く素人女性(
『出演・静岡のウブな素人お嬢さん6組9名』)に協力していただき、チンポを見てもらったり触れてもらったり場合によっては手コいてもらったりするという、「ウブ」の定義を根底から覆すSOD素人もの企画の新シリーズなのです。2は地雷だそうです。
まずタイトルに注目してください。「奇跡の広○涼子似美人ゲット!金玉モミモミ編」。さあどうだ。パケ写にメインで出ている「奇跡の広○涼子似美人」ユキカちゃん(22才)。広○涼子似かどうかは意見の分かれる所かもしれませんが、確かに奇跡、確かに美人、それもそうとうの美人なのです。更にここがポイントなのですが、写真を見る限りユキカちゃん(22才)はAVにあるまじき実に清楚なムードを讃えているのですね。そんなユキカちゃん(22才)があろうことか金玉をモミモミするらしい。なんてことだ。ほんとうになんてことなんだ。
ですがここで油断しては元も子もない。実際に本編を見てみるとパケ写ほど美人でもなければ清楚でもなんでもないなんて例は珍しくないのです。ほんとうのところどうなのか? 見てみました。ほんとうにありがとうございます。ユキカちゃん(22才)天使です。ユキカちゃん(22才)のケガレの無さ、優しい人柄、聖母のような微笑み。天使は実在したのだ。ありがとう神様。しつこいが、そんなユキカちゃん(22才)が金玉をモミモミするなんて、もう俺にはなにがなんだかわからない。

2ちゃんねるを見てみると、やっぱりSODの素人ナンパものは全て「仕込み」であると、そういった書き込みばかりが転がっています。なるほど、その辺歩いてるねーちゃんがイキナリ知らん男のチンポを触るものだろうか。しかも顔出し。ヤラセに決まっておる。でも、でも本当にそうなのだろうか? だって世間の男女というのは、俺の目の及ばぬ所でもっとエロくトンデモない営みを日々の常として送っているではないか 違うか? 仕事帰りに他人のチンポを触ってそれがDVDとして発売されることなど、実はどおってこと無いのではないか? 違うか? ああわかってるさ。俺は疲れているんだ。
確かに顔晒しでDVD発売となると、やはりハードルの高さが別次元になるような気もする。こればっかしは日々のエロい営み云々とは話が違って来るような。でもですね、「こんなの仕込みに決まってるぜ」と決めつける態度もまたどうかと思うのです。そこには「ウブな素人、ウブであるべし」といったある種強迫観念じみた空気がありはしないでしょうか。しないですよね。でもね、俺にはわからないんだよ本当に。何がウブで誰が素人なのか。AVの見過ぎでもうなにもわからない。
- 2007/06/26(火) 00:33:54|
- Weblogs
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
HOSHII NANASE★★★★★ HOSHII Nanase (2003 - 2006)
へろー!まいねーむいずナナプリームス!ないすとぅーみーとぅー! 星井七瀬のベスト盤を買いました。なに?ダメ? だがベスト盤の宿命か、選曲は妥当なセンだが曲順がどうも気に食わない。こうなったら自分で作るしかない。いつだって自分でやるしか無いんだ。どうせ作るのならavex移籍後の2枚のシングルもまとめて面倒をみたい。実はavexでは妙にロック的な路線に転向してしまい(悪くない)、それ以前の楽曲群とは若干テイストが異なるのだが、avexのオ●ンコヤロー売れないのをいいことにアルバムも作らず放置しておられるので、この俺が放っておくわけにもいかない。そうだろう? いつだって自分でやるしか無いんだよ! れっつとらい!

だがしかし、avex以前の星井七瀬のオリジナル盤は全て、一つ残らずCCCDであったのだ。なんてことだ。レコード会社はどこだ? オーケイ、東芝EMIだ。死んでくれ東芝。よし、とにかくだ、CCCDだろうとなんだろうと、まずはリッピング。だがしかし(二回目)、ケースの裏面にはこう書いてあるではないか。【Macintoshでは再生出来ません。再生を試みないでください。】 ……。嘘のようだが本当に書いてある。それにしても「再生を試みないでください」とは一体どういう了見なのか。そんなこと俺の勝手ではないか、なあ。だいたい「ダメ」と言われるとますますやりたくなるのが人情ってものでしょう。そういうわけで何の障害も無くリップ完了。そして試行錯誤を重ねた結果、ここに星井七瀬・究極のベスト盤が完成しましたよ。曲目は以下。
01 太陽のジュース
02 恋愛15シミュレーション
03 ナナプリの恋愛 SO! DANCE! RADIO-7700
04 OPEN COLOR
05 STAY WITH MY HEART 〜気付いてKIMOCHI〜
06 ガラスのクツ〜なっちゃん
07 My Friend
08 パーマパビリオン
10 好きです
11 ファーストステップ
12 ナナナビゲーション
13 アネモネううむ…、我ながら会心の出来映え(汗)。単に有りものの曲を並び替えただけでエラぶるDJの気分だ。誰も褒めてくれないので自画自賛すると、まず出だしの二曲が素晴らしい。とにかく星井七瀬コンピを作ろうとすると最初にブチ当たる難題が、この全人類必聴の名曲「恋愛15シミュレーション」をどう扱うかという問題なのだ。この曲、東芝EMIのベスト盤では14曲中のなんと13曲目に収録されている。遅い、あまりにも遅い。とてもじゃないがあそんなには待てない。「恋愛15シミュレーション」、俺としては極力早い段階でクリアしてしまいたい。遥か彼方に「恋愛15」を見据えながら進行するのは他の楽曲に分が悪過ぎる、というよりも俺の心臓に悪い。
結局この歌の前にどれほど良い曲を並べようとも、ビザール歌謡核弾頭「恋愛15」の圧倒的な破壊力の前では、全てが跡形も無く消し飛んでしまう。待ち構えるカタストロフを予感しながら数十分を乗り切る心臓は、悪いが俺は持ち合わせていない。ならば焼け野原から始めようではないか。だが試しに「恋愛15」をドアタマに持ってきて試聴したのですが、一発目から『もしも♪キャレシににゃったらね♪』なんて歌われてもさあ。体調崩すよ。イントロが、ストレッチが必要だ。そこで「太陽のジュース」の登場となる。やはり一曲目は徹頭徹尾健全なこの曲で! これで「恋愛15シミュレーション」も安心して聴けるというもの。だがこの「太陽のジュース」、実を言うと東芝盤には未収録。これは痛い。

続く展開に少々迷うところだが、前半はポップにガンガン押しまくりたい俺としては、そして「恋愛15」にコールド負けしないインパクトを持つ曲として、ここはもう「ナナプリの恋愛 SO! DANCE! RADIO-7700」しかないだろう。そりゃあ「恋愛15」と比べれば地球上の言語が通じそうなマトモ感はあるが、単体で見たらこの曲だってそうとうな臨界事故だ。まずは1つ目のソーダーンス!。制御棒脱落! コーション!コーション! 因みにリフはスウィング・アウト・シスター「ブレイク・アウト」のパクリだ。
ここでナナプリームスが出たのでそのまま「STAY WITH MY HEART」になだれ込むかと思い気や、意外にも(って自分で選んでるんだけど)「OPEN COLOR」の登場となる。実はこの「OPEN COLOR」もよく聴くとモータウン・ビートなんですね。だからコンセプト的にも流れとしても違和感は無いのです。ナナプリの後にやっと「ガラスのクツ〜なっちゃん」が出てくる。意味的にはアタマのほうに持って来たい曲だけれど、選曲のキモはやはり前後の流れなのでここがベストですは。
キモヲタの大群を前に怖気をふるうなっちゃん(当時14才)さらにavex移籍第一弾の「パーマパビリオン」は、ホントいうと「ナナプリの恋愛 SO! DANCE!」のあとに持ってくると一番しっくり来るのかもしれないけれど、諸事情でここは「My Friend」の後に。この流れも意外に違和感が無くホッと胸を撫で下ろす。続く「好きです」「ファーストステップ」のしっとり二連発で、疲れを癒してもらいます(疲れてるはずだ!)。この「ファーストステップ」、場合によっては最終曲にもなりうる歌なのですが(東芝盤では最終曲)、他にもラストに相応しい曲がある為にここへ追いやりました。
そして最後の盛り上がりとして最新シングル(一年も前じゃないか!どうなっとるんだいったい!)「ナナナビゲーション」を。こんなに良い曲がどうして売れないのかなあ。これ売れなかったらもうダメポだよナナセタソ…。この世界はマーケティングが全てなんだね、音楽なんて問題じゃないのさ、オッサン悲しいよ。最終曲は「アネモネ」です。他には考えられません。ここまで聴いてくれたみんなどうもありがとう。

そんなわけで、ベスト盤と言いながらシングルを網羅しているわけでもなし、色々と異論はあるでしょうがこれでいいんです。さて、アルバムの構成、特に終わり方に関して俺にはハッキリと好みがあります。二つある。一つは、最終曲の前にしっとりめの曲を持ってきて、ラストはロックンロール・チューンで盛大に締めるというやり方、ビートルズの初期がこれですね。他にはウィルコの「being there」やJ.ガイルズ・バンドのEMI盤なんかもこのパターンです。
もう一つは、ひとしきりドラマチックに展開した後、最終曲で唐突にトボケた顔してババンバン、肩の力の抜けた(でも味のある)曲を持ってくるというパターン。少ないながらもこういう例はあります。やはりビートルズで言うと「ラバー・ソウル」。リプレイスメンツの「プリーズド・トゥ・ミート・ミー」や、誰も同意しないでしょうがクラッシュ「ロンドン・コーリング」もこのパターンなんですよ。
つまり今回俺はこの2パターンの合わせ技に挑戦したわけです。「しっとり→お祭り→通常営業」の最強コンボ。見事に成功したと確信しております。信じられないならその耳で聴いてみるがよい。現在、星井七瀬デビューアルバム「桜の花(未開封新品)」はアマゾン・マーケットプレイスにてド派手に暴落しています。買うなら今だ。それかこの13曲はiTunesStoreで全曲揃うはずなので買ってみては。例によってお気に召さなくても俺は知らん。これにて終了 また来週! ナナプリームスでーした!(ヤケクソ)

- 2007/05/13(日) 00:13:13|
- Music
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0
SPIDER-MAN 3★★★☆☆ Spider-Man 3 (2007)

レイトショー1200円で見ました。あいにく横なぶりの雨でしたが、職場近くのシネコンでしたんで駆け込んでチケットをゲッツ。崩れた天気の影響でしょうか、ガラガラの場内はそれでも一応指定席です。つうわけで連れのオッサンと二人おとなしくシートに座ってたんですね。ポツリポツリと客も入っては来ますが、依然キャパの2割も埋まってない感じです。そしたらですね、一組のカップルが入ってくるじゃないですか。まあカップル、憎いですけどべつにそれ自体はどうでもいいわけです。
ところがですわ。こいつらときたらドンドンドンドンこっちに近づいてくるじゃないですか。え?え?と思ってたらですよ、こんなガラガラの劇場内で俺の隣りに座りやがんの。隣りだよ? 一つ空席挿んで隣りじゃなく真隣り。このカップルがキチガイなのか劇場の券売係がキチガイなのかわからんのですが、多分両方でしょう。ええ即移動しましたとも。人間界の常識が通用しそうな相手とは思えなかったので怖かったんです。おかげでベストポジションを確保出来ましたよ。しかしこの客足の少なさにもかかわらず頑に指定席という頭の悪さで、このシネコンは要注意リストに仲間入りですわ。109シネマズMM横浜。

1200円で良かった。そう思うことってありますよね。スパイダーマンは「2」でやめておけばよかったなあ、って今だから言えるんだけど。映画「スパイダーマン3」は、派手なCGアクションの合間に登場人物たちが、言っただの言わないだのお前が悪いだのいや俺は悪くないだのでもよく考えたら俺も悪かったかもなあなどと一喜一憂しつつ喧嘩したり仲直りしたりするだけの、本当にただそれだけの作品だった。
かといってメッセージとかテーマのようなものが無いわけではない。リベラル・ラッシュの風潮を体現するがごとく、「自分ヤなことされたからって仕返ししちゃダメよ!」とか「人気者だからってあんまり調子に乗り過ぎたらバチ当たるよ!」など、基本スパイダーマンとは何の関係も無い道徳の時間が二時間とちょっと。オマケに「身障者なんて生かしとくより殺したほうが本人も幸せなんだよ」などという凶悪な隠れメッセージまで。最後のは俺の妄想か、それともハリーを殺す確かな理由でもあったのか、いまだにわからない。ええと、この映画「スパイダーマン」だったよな確か。

だいたいですね、ハリーの執事みたいな爺さん。「ぼっちゃん、私全部見てたね。お父上自分で死んだあるよ確か」って、それ最初に言えよ! お前が黙ってるから凄いケンカになって、ハリー顔ヤケドしちゃったじゃん。こっそりケンカ覗いてたのか? イヤな執事だなあ。それにピーター・パーカーもですね、親友にあんな重傷負わせといて、久しぶりに顔見せたと思ったらいきなり「助っ人頼むわ」は無いんじゃないですか。もう少し良心の呵責とか自責の念とか、せめてまず一言「すいませんでした」くらい言おうぜ道徳の時間なら。あとMJが高い所で危険な目に遭うのはさすがにあきました。もういいよ。
明らかに後付けで邪魔なヴェノムをはじめ、スーパーヒーローより強い突然凶暴紳士の一般人ハリー(ニュー・ゴブリン)にしろ、実は祖父殺害の真犯人サンドマンしかも本当は良い人など、後出しジャンケン的無理矢理感はそうとうのものだ。今思い出したが復活後のハリー最初の攻撃は、ピーター・パーカーの彼女MJを脅して別れさすという泣けるほどセコい作戦だった。確かにダメージは大きいらしく、その後の展開を現実に置き換えると「嫉妬→逆上→傷害事件」となってますますスケールの小ささを実感せずにはいられない。なんてことだ。

とは言っても細かいことを気にしなければ、アトラクション・ムービーとしての「スパイダーマン3」は存分に楽しめる一級品と言って差し支えないと思う。ギャグも効いてるしアクション満載でとりあえず退屈はさせない。でもやっぱり、「スパイダーマンでなくてもなんでもいい」道徳劇を見せられた後味は、とにかくあんまりスッキリしないものなのだ。とくに前の2本がスパイダーマンの実存にかなり肉薄してみせた秀作だっただけに、今回は結構キツい。もう続編は作らなくて良いのではないか。作ったら行くけど。
- 2007/05/12(土) 00:47:46|
- Movie
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0